試合:13年全日本新人王の大保がサウスポーを苦にせず、右を狙い強気にプレス。渡邉も右ジャブで煽りながら距離をキープし、大保の踏み込みにカウンターを合わせるが、初回は大保の積極性が上回った。渡邉も2回に入るとペースを上げたが、打ち合いでは大保の右ストレート、左フックに押されてしまった。渡邉はこの回、バッティングで左目上を負傷するアクシデントに見舞われたが、3回以降は大保のパンチを見極め、サイドに細かく動いてはワンツー、ボディで対抗。打ち終わりの被弾も目立ったが、有効打で盛り返すと、6回は回転数をマックスに上げ、大保を突き放しにかかった。しかし決定力に欠け、終盤は拮抗した打ち合いに発展。判定は前半のポイントを奪った大保に軍配があがった。