試合:元キマグレンのボーカリスト榑井のプロ2戦目。約3年半ぶりにリングに上がった榑井は立ち上がり、サウスポーの針生の速攻に耐える時間が続いたが、終盤は機を見て左ボディ、アッパーで反撃。2回は先手のボディで針生を下げ、アッパーで顔を跳ね上げた。針生もスタミナ無視の手数で攻め続けたが、3回に入るとやはり勢いが落ち、榑井のワンツー、ボディに身体をくの字に曲げた。この回終盤、再び息を吹き返した針生の連打でまたしてもガード一辺倒にされた榑井は、4回も我慢の時間が続いてしまった。判定は終始、豊富な運動量を見せた針生に軍配が挙がった。6日後に引退年齢の37歳の誕生日を迎える榑井は、これがラストファイトとなった。