試合:7ヵ月ぶりのリングが初の海外戦となった三浦は、飛びっきりの笑顔でリングイン。上体を柔らかく動かし距離を測る王者に対し、三浦は速いジャブを突きながら右のカウンターから返しの左フックまで狙った。若干見合う時間が長くなったが、2回もテンポよくジャブを散らすと、単発ながら右ストレートをヒット。ウラノフも3回に入ると相撃ちを厭わずにペースを上げ、右ストレート、アッパーで三浦を脅かしたが、4回以降は三浦の左ボディを嫌がり後退。それでもしぶとくパンチを返し、三浦に主導権までは握らせなかった。終盤、三浦はペースアップを図るが、決定打に恵まれないままゴング。判定はウラノフに軍配が挙がり、ホームでの初防衛に成功した。