試合:初代日本ユース王座決定トーナメントの第一試合。小坂三兄弟の末弟・烈は今回が初の関東遠征。84戦のアマチュアキャリアを持つ佐川を相手に、身体を揺らしては速いジャブから右を上下に突き刺したが、立ち上がりは上体が柔らかく、ボディワークに優れた佐川の攻守が光った。右の有効打でも上回った佐川だったが、2回は回転を上げた烈にワンツー、フックで押し込まれ、右アッパーの被弾から最後は右クロスを側頭部に打ち込まれダウン。立ち上がったが、足元がフラついてしまい、レフェリーに抱きかかえられた。試合後、決勝で戦う溜田剛士(ヨネクラ)と向き合った小坂は、「今やっても勝てないと思うが、しっかり練習する」と話し、溜田は「閉鎖が決まったヨネクラジム最後の試合。有終の美を飾りたい」と意気込んだ。