試合:昨年12月にB級デビューし、2戦2勝の戦績で8月の日本ライト級初代ユース王座決定戦に出場する富岡が18戦目の嶋崎と対戦。リーチを活かし、ジャブから左アッパー、左ボディと多彩なリードで先手を取った富岡は、早くも嶋崎の左目を赤くさせた。2回に入ると嶋崎も右を狙い踏み込んでは左ボディを強打したが、富岡に距離を掴まれ、ジャブで顔が跳ね上がる場面が目立った。それでもプレッシャーを掛け続けた嶋崎は、3回、4回と距離を潰しては左ボディから左右を繰り出したが、4回終盤に連打を浴びダウン。立ち上がり応戦したが、ダメージは大きくなる一方だった。5回もしぶとく前に出ては打ち合いに持ち込もうとしたが、富岡に切り替えされるとワンツー連打から最後は右を効かされ、グラッときたところでレフェリーに抱えられた。富岡は抜群の機動力と精度の高いパンチで初のKO勝ちを収め、ユース王座戦に向け弾みをつけた。