試合:4連敗中の熊谷がまずは慎重に距離を取り、踏み込んでの右で仕掛けた。36歳、初8回戦の小山は煽られながらもガードを固めジリジリと距離を潰したが、低い姿勢から変則的に飛び込む熊谷になかなか対応できず、序盤は右スイングとボディブローに苦戦した。熊谷は時折スイッチし、右に続いて左のビッグパンチを狙うが、これは動作が大きく小山が見極めた。3回に左アッパーを効かされ腰を落としたが、4回は疲れを見せ始めた熊谷にワンツーで対抗。左フックを横っ面に浴びながらも右を返し、徐々に流れを引き寄せていった。しかし5回、一瞬の隙を突かれ熊谷の左フックが顔面に直撃。一気に攻め込まれ、防戦一方となった小山をレフェリーが救出した。