試合:空位の王座を懸け、34戦目38歳の斉藤と11戦目27歳の井上が激突。まずはプレスをかけた斉藤が左フックで煽ると、ジャブを突く井上に痛烈な右ストレートを浴びせ先制した。上々のスタートを切った斉藤は、2回には井上が出てきたところに右を合わせ主導権を取りにかかった。だが、井上もガードを固め、左ボディから強烈な右ストレートを返し反撃に移ると、徐々にパワーファイトで斉藤を押し始めた。5回には再び右を浴びせ井上の膝を落とした斉藤だが、5回までの採点は1～3ポイント差で井上がリード。この採点を聞いて6回に打って出た斉藤だが、ガードの上からも強打されダメージが広がった。すると7回、一方的になりかけたところでレフェリーが一旦試合を止め、チェック後に続行は危険と判断。井上が新旧対決をTKO勝ちで制し、プロ11戦目で新チャンピオンに輝いた。