試合:4連勝中と勢いのあるOPBFランカー細川と、3連敗中ながら1年半前にタイトルマッチを経験した日本ランカー秋山の対戦。ガードを固めプレッシャーをかける秋山に対し、細川は弧を描くように動き、ジャブでリズムを測る立ち上がり。2回に入ると鋭い踏み込みからボディを叩き、秋山を翻弄した。秋山もしつこく詰めたが、序盤は背を向けてまで足を使う細川を追いきれず。しかし、3回に入ると打ち終わりに左ボディ、右ストレートを返された細川がコーナーを背にする場面が増え、次第に秋山のペースとなった。ジャブを出し続けた細川も機を見て右を叩き込んだが、秋山の圧力に疲労の色が濃くなり、足が止まると左ボディで苦しめられた。攻勢に転じた秋山は、その後も左ボディで細川を追い、7回にはコーナーに詰めたところでストレートの左を好打。細川も体をくの字に曲げながら最後まで足を使い粘ったが、右のヒットは浅くポイントに結びつかず。判定負けを喫し連勝がストップ。勝った秋山は久しぶりの勝利を手にした。