試合:デビューから5戦全勝4KOでタイトル獲りに臨んだ美人ボクサー後藤は、相手のアクタブと同じくサイドの髪を刈り上げたツーブロックヘアーで登場。立ち上がり、後藤は前に突進するアクタブを軽やかなステップでかわし、動きが止まったところへ左ストレートを当てた。2回は前の手の右ジャブでリズムを刻んだ後藤だが、アクタブもガードを固めヒットを回避。体を大きく揺らし、後藤の打ち終わりを狙って一気に飛び込んだ。3回には闘争心あふれるファイトで襲いかかり後藤を慌てさせたが、雑な攻撃は穴も多く、打ち終わりに体が流れたところを狙われ連打を浴びた。4回までの途中採点は、1者が38-38のドローとしたが、2者は3、4ポイント差で後藤を支持。すると後半に入り、スタミナが切れたのかアクタブの前進が衰え、後藤が長い腕をコンパクトに折りたたんで連打する場面が増えた。6回、スタミナの回復を待つアクタブも機を見て飛び込むが、その手数は明らかに減った。7回、スタミナが回復したアクタブは再び強烈なプレスをかけるが、後藤にジャブを上下に打ち分けられ勢いは半減。それでもガードを固めた状態から執拗に一発を狙い、単発ながら後藤の顔面を捉えた。最終8回、後藤は冷静に距離を取り、右のロングでアクタブを遠ざけ逃げ切り。大差の判定勝ちを収め、OPBF王座獲得に成功した。