試合:7度目の防衛戦となる中谷がジャブを飛ばしながら慎重な立ち上がりを見せる。2回、中谷は伸びのあるワンツーで脅かすが、ゲーオファーは怯むことなく右を合わせて緊張感のある展開を作った。4回、ジャブの差し合いから中谷の左フックがヒットし顔をのけぞらせると、プレスをかけてペースを握った。4ラウンド終了時の公開採点は1者が38-38、2者が39-37で中谷が優勢。中盤、中谷はクリーンヒットは奪えないものの、鋭いジャブで着実にポイントを稼いだ。8ラウンド終了時の公開採点は78-75、2者が78-74でさらにリードを広げた。10回、ゲーオファーは右クロスを放ちヒヤリとする場面を作るが、いずれも単発に終わり中谷のワンツーを浴びて失点。最終12回も中谷は冷静な試合運びを見せてペースをわたさなかった。最大8ポイント差をつけて中谷が防衛に成功した。