試合:プロ入りから10ヶ月、5戦全勝全KOでタイトル獲得のチャンスを掴んだ京口が、まずはジャブを突いて圧力を掛けた。16年目のベテランサウスポー、デラクルスは低く構え、京口の左を外しては右フックを振り回し前に出るが、初回終盤に捕まると右ボディ、アッパーを打ち込まれ腰をガクッと落とした。すると2回、デラクルスの打ち終わりをワンツーで攻めた京口は、コーナーで右を合わせダウンを先制。再開後も上下に変化をつけた攻撃で一方的に攻め立て、ダメージを蓄積させた。3回は狙い過ぎたところに不用意な左を浴びた京口だが、左右のボディを叩くとデラクルスは堪らずしゃがみ込みダウン。立ちあがることができずに10カウントが数え上げられた。OPBF王座を獲得すると同時に、自身のパーフェクトレコードを6に伸ばした京口は、試合後「東洋で満足せずに上を目指す」と抱負を語った。