試合:日本5階級制覇王者を父に持つ湯場海樹のデビュー戦。父と同じサウスポーの湯場は、ジャブを突いてリズムを測ると、右を狙うタイ人に右フックから左のショートをヒット。距離が近くなると右ボディを効かせるなど、落ち着いた立ち上がりを見せた。2回に相手は思い切って前に出るが、逆に追い込んだ湯場が左ストレートからの下への右のフォローでダウンを奪った。この回、再び左を浴びせダウンを追加した湯場は、3回もジリジリと圧力を掛け、左で3度目のダウンを奪うと、最後は連打から右ボディを効かせノックアウト。デビュー戦をKO勝利で飾った。試合後のインタビューを受けた湯場は、「プレッシャーはあったが勝てて良かった。最終的に世界を獲って父の果たせなかった夢を叶えたい」と誓った。