試合:2度目の世界挑戦を目指す原が、24戦とキャリア豊富な元日本ランカー金沢と対戦。立ち上がり、相手の出方を探っていた原は、高さを変えたジャブで煽ると右ストレートをボディにヒット。ここから距離を詰め左フックを打ち込むが、金沢もジャブ、ワンツーで突き離しては間合いを意識し、原の入り際に右アッパーを繰り出し対抗した。2回は原のジャブで顔を跳ね上げたが、ワンツー、フック、ボディで押し返すなど互角の攻防を見せた金沢は、ジャブで先手を取りリズムに乗ると、右ストレート、左ボディを効かせ、3回のポイントを確実に奪った。顔を赤く腫らせた原は4回終盤に思い切って前に出るが、金沢も引かずに打ち返し、流れは変わらず。5回は左フックがヒットしたものの、金沢に比べ攻め手を欠き手数を落とした。6回も金沢に先制を許し、右ストレートで後退しピンチを迎えたが、詰められてから右フックを好打させると、ここから怒涛のラッシュ。強引に左右を振り回し金沢にロープを背負わせ、最後は再び右フックを直撃。ガクッと腰が落ちた金沢をレフェリーが救出した。