試合:男女合わせ日本人現役最高齢、47歳・池山が王座返り咲きを目指す宮尾を挑戦者に迎えた。立ち上がりは宮尾がジャブを突き、細かい出入りで池山を撹乱したが、池山も慎重にリズムを計ってはタイミングよく右を打ち込んだ。2回はプレスを強めた池山に宮尾が間合いを外した右をヒットさせれば、池山も打ち終わりを狙い左フックでお返し。3回は池山が足を入れ替えては宮尾の距離を潰す変則的な攻撃を見せた。互いにここまでのヒットは浅く序盤はほぼ互角だったが、4回終了間際に互いの右が交差し、宮尾が一瞬腰を落とした。すると5回、池山に手応えがあったのか、さらにプレッシャーをかけ、宮尾をジャブ、ワンツーで追い立てる。下がってしまった宮尾はこの回、明確にポイントを奪われた。続く6回、宮尾は下がったところでスリップしてしまい、足を痛めたのかなかなか起き上がれず。一度は続行を希望し再開したが、池山の圧力を受け止め切ることができずにダウン。即座に試合中止となり、池山がTKO勝ちで5度目の防衛に成功した。宮尾は今度は立ち上がれずに担架退場となった。