試合:サウスポー石井は右手を下げてサークリングしながらノーモーションの左を放つのに対し、アマ60戦のキャリアでB級デビューした田中はガードを上げてジリジリと距離を詰める。軽快なフットワークで被弾を回避した石井は左ストレートで先制のダウンを演出。続くラウンドも田中が前に出て石井が迎え撃った。3回、田中は距離を縮めて細かい連打で迫るが、石井はダッキングで交わして左をヒット。石井は右腕を痛めたのかダラリと下げて距離を取るようになる。4回、田中のしつこい前進が功を奏し、連打で攻勢を仕掛けるとレフェリーが石井を抱きかかえた。田中が逆転KO勝ちで初陣を飾った。