試合:日本タイ記録となるデビューから15連続KO勝利に期待がかかる別府は、大応援団とともに入場。世界を見据えて日本とOPBF王座を返上した格上のチャーリーに挑戦した。初回、ゴングと同時に前に出た別府がジャブから右クロス、左フックと強打を繰り出し、チャーリーにガードを固めさせた。チャーリーも慌てずに左フックを返すと、2回にはジャブからの右クロスでプレッシャーをかけたが、この回終了間際に右を浴び体勢を崩したところに別府のラッシュを受けてしまった。別府のパンチが堅牢なガードを破り始めたが、元王者も長い腕から繰り出す左右を下から上に乱打。これにはここまで攻勢だった別府も堪らず下がってしまったが、5回には再びワンツーを痛打させ上下への連打に繋げた。しかし、手が休まると今度はチャーリーが反撃。これが繰り返され、スタミナに不安のある別府は体をくの字に曲げるシーンが増えてしまった。終盤に入ると明らかに力に差がつき、別府は足を使いながら隙をついて攻撃するのがやっとの状態。前半は別府が、後半はチャーリーがポイントを奪った結果、判定は三者三様のドローとなった。