試合:キャリア26戦の永安に12戦目の上田が先制攻撃。回転のあるワンツー、フックで襲いかかった上田は早くもベテランをロープに追い込むが、永安も丁寧にワンツー、フックを返し対抗。しかし初回終了間際に上田の左フックをもらい倒れてしまった。2回もゴングと同時に上田がラッシュ。ダウンを追加しようと永安をコーナーに詰めた。ロープを背にしながら必死の抵抗を見せた永安は、ジャブで突き放すと右のショートを効かせ上田の膝を折る。すると続く3回、永安はスタミナを消耗した上田をワンツー、ボディで押し返し反撃。上田も4回は再び攻勢に転じたが、攻守の切り替えで勝る試合巧者の永安を崩しきることはできなかった。5回も先に仕掛け、ありったけのパンチを打ち込んだ上田だが、手が止まると永安に反撃の時間を与えてしまった。追い上げられた上田は、ダウンポイントを守りきることができず無念のドロー。