試合:世界挑戦失敗から引退騒動を経て1年ぶりのリングとなったモデルボクサー高野。入場時には少し硬い印象を抱かせたが、試合が始まれば遠距離からのワンツー、フックを決め、早くもタイ人の顔を赤くさせた。初来日となる9戦7勝(2KO)2敗のワンダーガールも速いジャブを突いては右を狙うが、高野はこれをスウェーで回避。2回終了間際には右で弾き飛ばしダウンを奪った。高野は3回も速い返しで次々にパンチをヒットさせ、ワンダーガールの顔を大きく腫らせた。後半に入っても距離をキープし、ほぼ一方的な展開で試合を優位に進めた。ワンダーガールも粘りを見せ踏み込んでは一発を狙うが、高野には届かず。最終6回、勝負を決めに出た高野がワンツー連打で襲いかかると、一方的にパンチ浴びたタイ人を見てレフェリーが試合をストップ。高野が6回TKO勝ちで再起に成功し、新たなスタートを切った。