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8R 1分 39秒 TKO
試合:昨年2月の両者の対戦は7回TKOで末吉が勝利。雪辱に燃えるサウスポーの三瓶がゴングと同時に襲いかかった。その後も飛び込むスキを狙った三瓶が末吉をロープに追い込んで左クロス、右フックをヒット。腰を落とした末吉も右を合わせ反撃に出るが、初回は三瓶のラウンドとなった。2回も勢い良く飛び込んだ三瓶だが、冷静さを取り戻し、攻撃パターンを読んだ末吉にジャブ、右ストレートを当てられてしまう。それでも攻め手を変えず、ガードを下げた状態から体を振り、末吉の懐を脅かした三瓶が、細かいパンチを被弾しながら左クロスを打ち込んだ。この回、三瓶は左目上をヒッティングでカット。中盤に入っても三瓶のプレッシャーに捕まる場面が多かった末吉だが、4回は右を効かせたところからワンツー連打で畳み掛け、ヒットの数で上回った。5回も末吉が上下の打ち分けで攻勢に出たが、スイッチしては飛び込むスキをうかがった三瓶に左ストレートを振り抜かれキャンバスに尻もちをついてしまった。続く6回、末吉はダメージを感じさせずに足を使い、ジャブで三瓶のスタミナを削りにかかる。右手はしっかりとアゴに置いたが、三瓶のトリッキーな動きに惑わされ、再び左を浴びて腰を落としてしまった。終盤も矢のような左ストレートで末吉を苦しめた三瓶だが、一方で細かいジャブと的確なストレートを浴び続けダメージは末吉より大きく、最後は危険と見たセコンドからタオルが投入された。苦しみながらも三瓶を返り討ちにした末吉は、これで10連勝。タイトル挑戦に弾みをつけた。
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