試合:ガードをしっかり固めてカネロのワンツーを防ぐスミス。2回に入るとカネロは左ボディから右ストレート、左アッパーへと連打でプレスをかけた。この回はスミスがジャブを2つ突いて右ストレートを振り下ろしたてゴングを迎えた。3回の見せ場はスミスの左ショートアッパーにカネロが同じ左ショートアッパーを返したシーン。空を切ったが緊迫した様子が伝わった。4回はスミスがプレスをかけて近い距離で手を出しながら様子を見た。5回は左右のボディでこじ開けたガードの隙にアッパーを打ち込むカネロ。ゴング間際はスミスがロープに追い込んで上から右ストレートを打ち下したが、カネロは下から右アッパーを振り上げた。スミスの右ストレートが当たった6回、カネロは右フックを大ぶり。手数が減ったカネロ。レフェリーはスミスにクリーンファイトを要求した。試合が動いたのは7回、ロープを背にしながらスミスを誘ったカネロは、右フック左ボディからのコンビネーションで右フックを打ち込んでダウンを奪った。スミスがチャンピオンの意地を見せたのは8回、前に出て距離を潰して左フックでカネロに挑むが左ボディを食らって2度目のダウンを喫した。試合が決まったのは9回、カネロの左ボディが食い込むとスミスはキャンパスで仰向けになってもがいた。