試合:前OPBF女王の竹中が空位のWBO世界王座に挑戦。対するは6戦全勝(3KO)のWBOアジアパシフィック女王ルイサ。立ち上がり、サウスポーの竹中が速いジャブで探りを入れると、低く構えたルイサは体を振って右で飛び込む機会を図る。破壊力がありそうなルイサのパンチだが、序盤は慎重に距離を取る竹中には届かず。逆に打ち終わりを狙われ、ポイントを失った。3Rは打ちに行ったところでルイサの右を浴び顔を跳ね上げた竹中だが、4Rは再びジャブから組み立て積極的にワンツーを放った。中盤以降、ペースを上げた竹中は先手を含む手数でルイサを上回るが、危険な距離での打ち合いも多くなり、7Rに右を浴び大きく仰け反ると一気に押し込まれてしまった。ここは足を使い辛うじて乗り切ったが、連打を浴びたダメージは大きい。8R、ルイサの矢のような右を上下に打ち込まれ、前半のような手数は出なくなった。終盤、ルイサに左フック、右ストレートを打ち込まれ、フラフラとなりながらもパンチを返した竹中だが、最終10Rにパンチをまとまられるとスリップ気味のダウン。立ち上がり反撃を試みるも強打に押されたまま終了のゴングとなった。