試合:11年と12年の東日本フライ級新人王同士の対決。立ち上がり、サウスポーの藤井を相手に初8回戦の青山が速い出入りでリズムを掴むと、藤井もフェイントを交えながらジャブで先手を取るが、初回は手数が今ひとつ。2Rは距離が遠い青山に右を打ち込まれ、ロープ際で腰を落としてしまった。すると3R、焦る藤井が手数を増やしたところで、青山が自分の距離で右を合わせダウンを奪った。立ち上がった藤井は踏み込んで反撃に出るが、距離はやはり青山。単発ながら突き刺すような右のカウンターでヒットを重ね、リードを広げた。中盤、青山のペースが落ち膠着する場面もあったが、7Rに入ると青山が再び出入りのボクシングを展開。藤井も細かい連打で食い下がり、最後は青山にロープを背負わせ一矢報いたがダウンポイントを跳ね返すまでには至らず。