試合:6戦6勝(4KO)の萱沼と西軍技能賞、5戦5勝(4KO)の仲里の注目対決。リードを突いて距離をキープする仲里は、上下にテンポ良くパンチを繰り出すが、バッティングで左目上をカット。ドクターチェック後の再開で襲いかかる萱沼の猛攻を防ぎきれず、左ショートフックを浴びダウンしたが、初回を乗り切り、2Rは右ストレートを好打し反撃に転じた。全弾強打の見ごたえのある打ち合いが続いたが、前に出る萱沼が手数で僅かに上回る。仲里も気持ちを折ることなくパンチを繰り出し、最後は左フックで萱沼の腰を落とし一矢報いた。判定は一者が萱沼を支持したが、二者はドロー。それでも萱沼が優勢点を勝ち取り、全日本新人王に輝いた。