試合:前IBF同級王者のナンシー・フランコを迎え3度目の防衛戦に臨む黒木優子。低い姿勢から左右のフックを強振するフランコは序盤から前に出る。サウスポーの黒木は冷静にフランコの動きをみると右リードジャブを突きフランコの打ち終わりに左カウンターを狙う。4ラウンド終了時点での途中採点は38-38のイーブンが1者、39-37、40-36で2者が王者黒木を支持。中盤、カウンターを主体に組み立てる黒木がペースを握る。対して、フランコも左右のフックから接近して黒木のボディを狙うも黒木のボディワークについていけず。7ラウンド終了時点での途中採点は、69-66、68-65、69-65、と3者とも王者黒木を支持。後半に入るとフランコは前に出て乱打戦に持ち込もうとするも黒木はバックステップで交わすとカウンターを的確にあてポイントアウト。8ラウンドフランコが黒木のパンチで左目上をカット。最終ラウンドまで打ち合った両者。黒木が判定で3度目の防衛を飾る。