試合:比国ウェルター級6位のグルペ(23=8勝3KO5敗)を迎え、1年半ぶりにホールのリングに立った前OPBFウェルター級王者の亀海。まずはガードをしっかり閉めてジャブで先手を取る。そこから左フック、右ボディで圧力を掛けるが、グルペも右クロス、左ボディを突き上げ、簡単にはペースを握らせず、2Rはゴングと同時に左右を振るい前へ出た。亀海もボディを叩き反撃に出るが、相手の右ストレートでバランスを崩す場面もあり、今一つリズムに乗れず。3Rもグルペの右ショートを横っ面にもらい、「ん～」と顔を歪めた亀海。それでもこの一発で目が覚め、ボディを軸に圧力をかけるとコーナーに追い詰め左ボディでダウンを奪う。残り時間が少なく次のラウンドに持ち越しかと思われたが、終了直前に左ボディから右クロスを顔面に直撃させて撃沈。グルペは起き上がれずに10カウントが数えられた。久しぶりのホールで快勝した亀海は、喜びをファンと分かち合った。