試合:両者は06年に対戦し、清水が判定で勝利した。王者・吉田にとっては雪辱戦ともなる対決。序盤からスイッチで右に左に速い仕掛けの吉田は、やはり頭から入るインファイト。対しアウトボクサー清水は、距離を取って出入りで吉田の頭にジャブを合わせるなど良いリズム。しかし、少しでも中に入ってしまうと吉田のクリンチで揉み合い、離れ際にパンチをもらってしまう。4Rには吉田がヘッドバッティングで減点1を宣告され、荒れる展開に。中盤以降も清水が単発ながらジャブをヒットさせ、吉田は右目周りを次第に大きく腫らしてしまう。清水が足を使ってジャブ、吉田が身体から入り揉み合い。離れ際に両者の手出し。この繰り返しが最後まで続いたが、少ないチャンスに出入りで有効打を奪った清水がポイントリードか。最終10Rまで試合は進むが、展開はあまり変わらず。結局、清水が0-3の判定をものにし、プロ・アマを通じ初のタイトルを手にした。