試合:この日のメインで行われる日本フライ級王者への挑戦権が勝者に与えられる試合。序盤、低く構え、積極的に前に出る今宮。金城は今宮を迎え撃つ形だが、今宮の打ち終わりをジャブで合せるなど落ち着いている。金城のパンチは正確で無駄が無く、攻防にメリハリがある。中盤以降、今宮もなんとか懐に飛び込もうと金城のガードの上からも構わず打ち込みヒットも奪うが、ガードの意識が薄く距離をとったところを狙われてしまう。しかし7R、今宮の右がカウンターで決まり、一瞬、金城の動きが止まる。すかさず今宮がパンチをまとめると金城もこれに応戦。両者打ち合いの展開。最終8R、ここも金城が打ち合いに応じるとラスト20秒、今宮の右がまたカウンターで決まり、金城がこの試合初のダウン。立ち上がる金城だが、ダメージは深刻。足にきている所を今宮がラッシュをかけると金城はクリンチで逃れるのがやっと。さすがに今宮もラスト10秒では仕留めることが出来ず、勝敗は判定に。痛恨のダウンを喫したが、終始試合をリードした金城が3-0の判定をものにし、次期タイトル挑戦権を得た。