試合:5月にOPBFフライ級1位アーデン・ディアレ(27=フィリピン)に判定で敗れて以来の再起戦の松尾と、これが日本ランカー初挑戦になる新井の試合。サウスポー新井が左ストレートを当てれば、松尾は右ストレートをボディに集め、体力を削っていく作戦に出る。2回、新井が躍動感のある動きからコンビネーションを繰り出すが、松尾はワンツーで対抗。このラウンド、新井はヒッティングで左目上をカット。3回、松尾のエンジンがかかりプレスを強めると、新井は被弾が多くなる。4回、松尾はジリジリと詰めると、新井はいつの間にかコーナーに追い込まれてしまう。5回、松尾が冷静にボディから切り崩し、ガードが下がったところをまとめるとレフェリーは試合をストップした。松尾がランカーの力をしっかりとみせる形となった。