試合:35歳の臼井に対するは、これがホール3戦目、12年全日本Sバンタム級新人王の堀池。前日計量でウェイトオーバーした臼井だが、当日条件の57kgはクリア。ジャブを突いての立ち上がりは動きもよく、堀池をコーナーに詰めては右を上下に好打した。堀池も2Rに入るとジャブから右を狙い、臼井の左フックに押されながらも左右ボディから上に返し引かず。打ち合いは激しさを増していった。しかし、4R中盤あたりから臼井の動きが鈍ると、堀池がこのチャンスを逃さずに手数で押した。5R終盤には右のヒットを切っ掛けに臼井をロープに詰めラッシュ。臼井もロープを背負った状態から左フック、右クロスを返し、堀池を揺らしたが、勢いを止めるまでには至らず。それでも攻めに緩急をつけるなどベテランの味を発揮し、終盤は膠着戦に持ち込んだ。勝敗は判定に委ねられ、1者はドローとしたが、2者は堀池の追い上げを阻止した臼井を支持した。