試合:4月に王座決定戦で争った両者のダイレクトリターンマッチ。オープニングヒットは山本。左フックでのけぞらせて先手を取る。対する川口も距離を詰めてワンツーを好打。2R、ボディの打ち合いになるが、山本の角度のある左ボディが突き刺さる。そして山本の右アッパーが顔面に決まると川口は尻もちをつくダウン。さらに左まぶたもカットしてピンチに陥る。大歓声の中、迎えた3R。山本の鋭いジャブがヒットしていたのだが、ここで川口の起死回生の左フックが炸裂!ダウンを奪い返す。この回、川口はバッティングで前頭部をカット。4R、両者意地と意地がぶつかり合った壮絶な打ち合いを展開。4R終了時の公開採点は三者ともに37-37のイーブン。5R、山本はジャブで立て直しをはかるが、川口も負けじとパンチを打ち返す。6R、激しい打ち合いが続くが山本の左フックが再三ヒット。川口の出血がひどくなる。7R、川口が勝負に出る。連打で山本を攻め立てるが、パンチがクロスしたところで川口は再びダウン。レフェリーはすぐに試合をストップした。山本が死闘を制し、リベンジを果たすとともに初戴冠を果たした。