180センチの長身パンチャー、ベナビデスは3回にボディブローでダウンを奪って圧倒的優位に立った。この窮地を脱したパエス・ジュニアはその後、折々で抵抗をみせたものの劣勢を跳ね返すほどではなかった。王者がリードを奪ったまま迎えた最終12回、ベナビデスは右から左フックを顔面にヒット。これを浴びたパエス・ジュニアは腰からキャンバスに落ちるダウンを喫した。なんとか立ち上がったもののカウント中にふらついたため、レフェリーが試合を止めた。昨年12月にマウリシオ・・エレラ(米)を破って戴冠を果たしたベナビデスは初防衛に成功、デビューからの連勝を23(16KO)に伸ばした。史上7組目の親子世界王者を狙ったパエス・ジュニアは47戦38勝(23KO)6敗2分1無効試合。