試合:11試合連続KO中の小原が、9位の岡崎を迎えOPBF王座2度目の防衛戦に臨んだ。早くもジャブから丁寧に右ストレートへと繋げ、立ち上がりのリズムを掴んだ王者に対し、サウスポーの岡崎もクリーンヒットを許さず、後手ながらタイミングを図り左ストレートから返しの右フックを繰り出す。2R以降は右を痛打されては、お返しとばかりに左ストレートをヒット。冷静さの中にも気の強さを見せた挑戦者だが、次第に小原のスピードについて行けなくなった。4R終了時の採点は2者39-37、1者40-37で王者がリード。主導権を掴んだ小原だが決して攻め急がず、ジャブと右ストレートでコツコツとダメージを与えていった。しかし6R、岡崎の隙を突いた左が小原に直撃。バランスを崩すと岡崎が一気に攻め込んだが、ここをしのぐと今度は小原が右のカウンターを合わせ逆襲。ロープに追い込んでガードを固めさせると怒濤のワンツー、フックをまとめ、レフェリーストップを呼び込んだ。V2に成功した小原は試合後のインタビューで、階級を上げても強い相手との試合を希望した。