試合:年内のタイトル挑戦に向け弾みをつけたい片桐に、昨年度B級トーナメント優勝の横田がアタック。速いジャブの差し合いから先に右に繋げたのは片桐。テンポよくパンチを繰り出し、立ち上がりの固い横田を攻める。2Rに入ると横田の肩の力も抜けたが、片桐の右ストレートに圧され下がり気味。この回に2度3度、弾かれるシーンがあった。3Rには横田の左目上をヒッティングで切った片桐は、体の振りと位置取りも良く、続く4Rにはジャブから立て続けに右をヒット。若干踏み込みが浅く致命打には至らなかったが、ポイントを落とすことなく後半を迎えた。横田も上がダメなら下へと、懸命に突発口を探るが、手数でも上回れてしまい攻略の糸口は見つからず。6Rには右からの連打を浴び、ダウン寸前まで追い込まれたが、踏み止まり難を逃れた。しかし最後は7R、攻勢の片桐が右をクリーンヒットさせたところでレフェリーが堪らず試合をストップ。試合後、昨年9月に入籍したことを告げた片桐が自らKO勝利で花を添え、年内のタイトル挑戦を目指すと誓った。