試合:5月のB級グランプリで優勝した田村と元キック世界王者の久保との注目対決。立ち上がり、軽いフットワークで仕掛けた田村が体勢を崩しながらも左アッパーをヒットさせ先制。さらに被せ気味の右から左フックへと繋げ、スロースタートの久保を攻める。久保も体を振りながらジャブを突き、ワンツーで前に出るが、この日の田村は攻守のバランスも良く、ストレートを連続でヒット。3Rは開始から左右のボディで久保を詰めたが、持ちこたえた久保が体を入れ換えれては力強いワンツー、フックを返すと、以降は一進一退の総力戦に突入。一時はスタミナが切れた田村が、久保の手数に押されたが、田村も右クロスを効かし続け、最終8Rには左フックで久保の腰を落とす。続けて田村が連打で追い込み、ラスト20秒、右フックでダウンを奪う。レフェリーはノーカウントで試合を止め、田村がTKO勝ちを収めた。