試合:湯場忠志(都城レオS)の57戦に次ぐ現役歴代2位のプロ51戦目を迎えた、元日本Sバンタム級1位の土居は、7勝(2KO)3敗1分のタイ人選手をボディの連打で攻めるが、タイ人も思いの外タイミングの良いパワージャブを返し、1Rはほぼ様子見で終わる。2Rは下にパンチを見せたかと思えば、即座に右のオーバーハンドへと繋げた土居だが、タイ人もジャブから右ストレートを匠にヒット。土居は思わぬ苦戦を強いられる。3Rは出入りを意識してジャブ、右フックで入った土居だが、たまに右が空を切るとタイ人の前進を許し、ワンツー、アッパーを被弾してしまう。相手を見すぎてしまうのか、今一つ調子が出ずに攻めきれない土居だったが、中盤を過ぎると強引に右のビッグパンチを振るい、5Rにまず右でダウンを奪うと、立ち直る隙を与えず最後もテンプルへの右でキャンバスに沈めた。起き上がる気配のないタイ人を見て、レフェリーが試合を止めた。