試合:2年ぶりに復帰した元日本ミニマム級ランカーの鬼ヶ島は、階級を上げフライ級の平と対戦。立ち上がり、ジャブ、ワンツーでプレスをかける鬼ヶ島に対し、平は冷静に左で距離を測ってはストレートを上下に、またタイミングを変えた左フックをヒットさせる。鬼ヶ島も決して慌てることなく、詰めては左フック、右ストレートを放つが、平に見極められ、有効打にはならず。それでも3Rに入ると回転を上げ、手数で勝負に出る。左ボディと左右フックを効かせた鬼ヶ島だが、平も負けじとカウンターの右クロス、左ボディで対応。中盤から互角の打ち合いに発展するが、目の良さで平が上か。鬼ヶ島もタフさと手数、圧力では勝り、6Rにはワンツー、ボディを痛打させ打ち勝って見せると、7Rもアグレッシブさで上回る。最終8Rはこれまで受けがちだった平も前に出て、歯を喰いしばっての打撃戦。両者とも最後まで手数を落とさずに打ち合い、会場を沸かせた。結果は1者が鬼ヶ島を支持するも2者がドローの裁定となった。