試合:今年1月に対戦した両者だが、この時は激しい攻防のすえ三者三様のドローに終わり、今回が決着戦となった。また、この試合も賞金マッチとして行われた。前回同様、開始はジャブで距離を探りあったが、1R中盤には久保がギアを上げ速いワンツーで仕掛けると、佐藤も慌てることなくジャブ、フックで応戦し互角の立ち上がりを見せる。速いジャブで追う久保に対し、下がりながらも迎え打ち、隙あらば連打で前に出る佐藤の展開が続く。しかし3R、右クロスのヒットを切っ掛けに久保が連打で佐藤を追い込むが、佐藤もロープ際で久保のパンチをガードでかわしながらジャブ、右クロスを当てペースを握らせず。それでも久保のスタミナを無視したアグレッシブな攻撃が中盤に入っても続くと、佐藤もタイミングの良い左フックを返し、久保に傾きかけた流れを止める。終盤、若干スタミナの落ちた久保とペース配分を考えた佐藤が好守を入れ換えては有効打を決め、最終8Rまで手数を出し尽くす好ファイトが続いた。判定は手数で上回った久保に軍配が上がり、佐藤との決着をつけた。