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年月日() :開始
会場:
WBC世界同級12位
レックス ツォー(中)
8R 1分 27秒 TKO
松山 真虎
1/9
試合:日本のファンにとっては村田と下田が特に気になるところだが、この興行の主役は二人。1人は中国の国民的英雄であるゾウ・シミンともう一人は、香港のスター、レックス・ツォーだ。会場のコタイ・アリーナがあるベネチアン・ホテルには、この2選手のポスターが大きく掲げられていた。
そしてツォーの引立て役のように呼ばれたのが、日本でも平凡な戦績の松山真虎(ワタナベ)だったが、松山陣営は勝利への可能性を感じていた。「レックスのボクシングはスタイリッシュで、人間的にも色気がある。ただ、ネームバリューほどの実力者ではないのではないか」
そんな見解を示していた担当の小口忠寛トレーナーだが、こうも付け加えた。「ただ、松山も実力者じゃないんですよ」。したがって作戦はラフファイトとなった。技術勝負には一切付き合わず、ぐちゃぐちゃの乱打戦に追い込んで気持ちの差で追い詰める。私服がおしゃれなレックスは、メンタル面もデリケートだろうと踏んだのだ。
実際の試合が始まってみても、ツォーは松山の放ついきなりの右を何度も受けるが、決して、メンタルの弱い選手ではなかった。
バッティングやホールディングを注意されながら向かってくる松山と、顔色変えずに応戦し、初回にはスピーディなコンビネーションで、松山をキャンバスへ沈めた。
2回に入ると、松山のラフファイトへ、審判の注意が多く、そして口調が厳しくなり、会場も大きなブーイングを浴びせるようになった。ダウンの上に反則の減点は致命的だ。ためらいも出るなかでツォーの攻撃が徐々に松山へダメージを蓄積させ、ラフファイトが一見して、ふらつきに変わり始めた。ツォーは頭が当たってもオーバーリアクションを取ることもなく、逆に腕を抱え込んだりと、むしろメンタルの強さをリング上で光らせ始めた。
キレのあるレックスのパンチに対し、松山の攻撃は4回には明らかに威力を落としていた。
5回、ディフェンス能力も落ち始めた松山へ、ツォーは的確にパンチをまとめる。それでも倒れぬジャパニーズ・ウォリアーに、香港のメディアも舌打ちをしながらいらだちをあらわにし始め、それ以外の観客は松山を応援する声もあげるようになった。
試合が決まったのは8R、ツォーの放った左ストレート。右アッパーからのコンビネーションに松山がダウンし、セコンドがタオルを投げたと同時にレフェリーが試合が止めた。

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