前日本ライトフライ級王者、田口の再起戦。長身の田口は丁寧に左ジャブを突いてビトをコントロール。2回、ビトは強引に前に出て左右を浅くヒットしたが、田口は慌てずに対応した。3回、田口は左ボディブローでダメージを与え、4回には上下に打ち分けてリードを広げた。6回、攻撃のテンポを上げた田口は、折々でビトの抵抗を受けながらも優勢を保った。7回、8回と両者はKOを狙ってパンチを交換したが、決定的なシーンはないまま試合終了のゴングを聞いた。田口は22戦19勝(8KO)2敗1分。フィリピン出身のビトは38戦22勝(8KO)13敗3分。