試合:アマ52戦の佐々木に対するは、一昨年の西部日本新人王の奥村。フットワークを駆使した主導権争いでスタートしたサウスポー同士の試合は、奥村のいきなりの左が単発ながらヒット。奥村は佐々木の上下の打ち分けもしっかりガードすると、リズミカルな動きで試合を進める。中盤に入って硬さが抜けてきた佐々木は、回転のいいワンツー、ボディのコンビネーションで攻め始めるが、奥村もスピードと手数では引けをとらず、互いに左で相手を揺らす。終盤は、どちらが倒れてもおかしくない打ち合いとなったが、ガードの固さと左ストレートの有効打で奥村が勝利。