試合:元日本王者対決。芹江は昨年12月の敗戦以降、ここまで3連勝で復活をアピール。一方の福原は、今年6月の再起戦でTKO勝ちし、半年ぶりの試合に臨む。初回、丁寧に左を突く福原に対し、芹江は距離感が掴めないまま左フックを浴び足元を崩すと、終了間際に同じパンチでダウン。あまりにアッサリと倒れてしまったが、2Rに入ると積極さにスイッチが入る、左からの右ストレートで福原の膝を折る。足を使う福原、追う芹江の形になると、芹江は5Rに独特の角度で右ストレートを当て、さらに追い込んでロープ際で右を当てダウンを奪い返す。その後も目まぐるしく流れが変わる、元日本王者同士に相応しい白熱した試合となり、最後まで意地をぶつけ合った。勝敗は、足捌きとコンパクトな打撃の有効打で福原が上回ったが、芹江にポイントが回ってもおかしくはない接戦だった。