試合:相澤は昨年9月、WBA世界王者ムニョスに敗れてからの復帰第1戦。注目のオープニングヒットは河野の右ストレートで幕を開けた。序盤、河野が左ストレートで的確に相澤を捕らえプレッシャーをかける。相澤は足を使いアウトボクシングを展開したいが、河野の接近戦からの左フックをヒットされポイントを奪われる。中盤、相澤も河野の左フックに対し、右ストレートを返すなど打撃戦を繰り広げ、互いにポイントを奪い合う。10R、接近戦からの打ち合い中、河野のパンチが相澤の後頭部に入ってしまい河野が減点1を宣告。しかし河野は攻撃の手を緩めず、相澤もこれに応じ再び激しい打ち合いに。最終12Rも開始直後から打撃戦となり、相澤の右ストレートと河野の左フック・右ストレートが互いにヒットするも決定打とならず試合は判定に。左フックを的確にヒットさせ、前半にポイントをリードした河野が相澤を3-0の判定で振り切り、日本・東洋2冠の防衛に成功した。