試合:序盤、ジャブでペースを取り合う両者。川嶋の左フックがムニョスにヒットするもすかさずムニョスも連打を的確に返す。ムニョスの手数に対し、川嶋は単発ながら左フック・右ストレートをクリーンヒットさせ、左ボディをムニョスに叩き込むが、打ち終わりをムニョスに狙われ序盤戦のポイントをムニョスに奪われる。中盤、川嶋の左ボディがムニョスにヒット。ムニョスの身体がくの字に折れる。それでもムニョスはジャブで距離を取りワンツー・アッパーで川嶋を牽制。7R、ムニョスが川嶋のインファイトに応戦すもインファイトでは川嶋有利。左ジャブで距離を詰め、左フック・左ボディをムニョスにクリーンヒットさせ、奪われたポイントを取り返す。しかし終盤、川嶋の手数が落ちムニョスが連打で攻めポイントを力で奪う。11Rにはムニョスの右ストレートがクリーンヒットし川嶋がぐらつくシーンも。最終12R、両者激しく手を出し乱打戦を繰り広げるも決定打にならず試合は終了のゴングを聞く。単発ながら左フック・左ボディをクリーンヒットさせた川嶋だが、手数ではムニョスが上。試合は3-0の判定で、手数が上回ったムニョスが防衛を果たし、対日本人戦7連勝を飾り、ムニョスが日本人キラーを見せつけた。果たして日本人ボクサーの誰がこのムニョスからベルトを奪うのか…、今後に注目したい。また試合後、川嶋はリング上で現役引退を表明した。