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判定3-0
120-108,119-109,118-110
×ブランドン・リオス(米)
1/20
 両者のスタートが注目されたが、まずはサウスポーのパッキャオが積極的に右から左を繰り出して先制。リオスは珍しくガードを固めて様子をみる静かな立ち上がりとなった。ラウンド終了ゴング寸前、パッキャオが浅い左をヒットして初回を締めくくった。上々のスタートを切ったパッキャオは2回、足をつかいながら攻防を組み立ててリードを広げた。慎重になりながらも徐々に圧力を強めて出たリオスだが、前後左右に動く元6階級制覇王者を捕えることはできない。
 身長で4センチ、リーチで8センチ勝るリオスは顔面を両グローブでカバーしながら前進。距離を詰めて連打をまとめたいところだが、なかなか糸口がつかめないまま時間が過ぎていった。この日のパッキャオはスピードを生かし、足を多用しながら左右に回り、打っては離れるボクシングを展開。引き出しの多さを感じさせた。かつて拳を交えたミゲール・コット(プエルトリコ)、現WBO世界ウェルター級王者ルスラン・プロボドニコフ(露)、サッカーのデビッド・ベッカム(英)、パリス・ヒルトン(米)らがリングサイドで見守るなか、試合は中盤に突入。5回、パッキャオが左をヒットしたが、リオスは苦笑いを返して「効いていない」とアピール。6回になるとリオスの右目上の腫れが目立ち始めた。相手のガードの間からポンポンと左右を打ち込むパッキャオ。前に出るものの手数が少なく、パンチを出しても空を切ることが多いリオス。ラウンドを重ねるごとにポイントは開いていった。
 こうなると09年11月のコット戦を最後に6試合途絶えていたKO勝ちが期待されるところとなった。それに応えようとパッキャオも終盤に入っても上下にパンチをヒットし、リオスにダメージを植え付けていった。しかし、腰の入った強打は意外に少なく、この日は動きの速い巧者という印象を残した。最終回、「マニー、マニー」のコールを受けたパッキャオは自在に動いて左右を打ち込んだが、ダウンを奪うことはできなかった。
 採点は120対108、119対109、118対110と大差がついていた。約1年ぶりの再起を果たしたパッキャオは62戦55勝(38KO)5敗2分。トップ戦線に残ったパッキャオは「若いときのようにKOを狙ったができなかった。前回、痛い目に遭っているので、きょうは慎重になった。何度もパンチを入れたのにリオスは倒れなかった。彼はタフな選手。スピードで上回っていたと思う。次は誰でもいい」と笑顔で話した。今年3月のマイク・アルバラード(米)戦に続く敗戦となったリオスは34戦31勝(22KO)2敗1分。

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