試合:好戦派同士とあってスタート直後から近距離でパンチの交換となった。両者は同じようなテンポで上下に左右を打ち分ける。2R、宮崎の左目上が小さく切れるが、大勢に影響はなかった。3R終盤、ベラルデの左で宮崎の腰が落ちかけたが、そこでラウンド終了のゴングが鳴った。足を止めた打ち合いは中盤になっても続いた。5Rに入ると宮崎は足と左をつかいながら距離を保ち、相手の出方にパンチを合わせる迎撃パターンに切り替えた。その矢先、ベラルデの出端に右から返しの左フックをクリーンヒット。アゴに左を浴びたベラルデは腰からキャンバスに崩れ落ちた。痛烈なダウンシーンを見たフェリーはカウントを数えることなく両腕を交差させた。みごとなワンパンチKOだった。ちなみに4R終了時点の採点は三者とも38対38のイーブンだった。★