試合:開始直後こそジャブの刺し合いになるも、ジリジリとプレスを掛ける内山がサルガドのジャブを外し、右ストレートをヒット。序盤でペースを掴んだ内山は、常にプレスを掛け、ジャブで距離を計り右ストレートでポイントを奪って行くが、サルガドも決して連打を許さず。中盤、サルガドも前に出て打ち合いに持ち込もうとするが、内山は左ボディ・左フックでサルガドを後退させると、右ストレートをヒットさせ追い詰める。8Rには内山の右ストレートがサルガドの顎を捉え、棒立ちになる場面も。常にプレスを掛け、サルガドを下がらせる内山。会場は内山の世界奪取の期待に沸き上がる。内山は終盤戦に入っても決して攻め急ぐ事無く、丁寧にジャブでプレスを掛け、左ボディ・右ストレートでダメージを蓄積させる。最終12R、ポイントで大きくリードしている内山は、最後まで攻めの気持ちを切らす事無くアタック。ジャブから距離を詰め、サルガドに右ストレート・左フック・右ストレートのコンビネーションで遂にダウンを奪う!ここは王者の意地か、カウント8で立ち上がるサルガドだが、会場の大歓声に後押しされて内山が猛然と襲い掛かる。怒涛のラッシュでサルガドをロープに釘付けにすると、左フック・右ストレートをクリーンヒット!サルガドの身体から力が抜け落ちる。レフェリーがサルガドを抱え込むと同時に会場は大歓声に!内山が王者サルガドを打ち砕き、悲願の世界王座奪取を成し遂げた!