試合:前日計量での洪は1回目で800グラム・オーバーしたものの、1時間後の2回目で200グラム・アンダーとなりパス。減量には余裕があったようだ。一方の原口は初回でわずかにオーバーしたが、すぐに2回目でパス。しっかりと絞り込んできた様子を見せた。試合が始まると、安定感ではひとまず洪が明確に上回っているように感。洪は力強いパンチを振るい、原口は打ち終わりに応戦するが、敵地での戦いとしてはやや攻撃が地味か。洪は強振が目立ちながらも、原口の打ち終わりには右を差し込むなど強弱をつけ、主導権をわずかに引き寄せたまま試合は最終回へ。ラストソング間際、偶然のバッティングで両者の右目尻から出血が確認され、同時にドクターチェックが入る激しい展開となった。判定では日台両方のジャッジから洪が支持された。