試合:世界3階級制覇を目指す京口と世界ランカーのパラスが6年ぶりに再戦した。京口がガードを高く上げながらジャブを突き出すと左ボディを好打。2回、パラスは右オーバーハンドから左フックを強振。グイグイと攻め立てるが、京口は足を使いながら後続打を避けると左ボディをヒット。3回、京口は右フックから返しの左ボディを決めるがパラスもリターンの左ボディ。4回、思い切りの良さを見せたパラスだが、京口は集中力を切らさず冷静に対応。右カウンターで顔を弾いた。5回、パラスはブンブンと強引に振り回るが、京口は慌てず。6回も京口のラウンド。相手の攻撃の上手くいなすとジャブを軸にペースを維持。7回、パラスはガードの上からでもお構いなしとばかりに左右を振って反撃。8回、ボディの叩き合いで我慢比べ。9回、京口は左ボディをえぐると、返しのパンチを足を使って回り込み見栄えの良さをアピール。パラスは偶然のバッティングで左目上をカット。10回、お互いに持てる力を出しきった壮絶な打撃戦。熱い打ち合いに会場は大声援を送った。ジャッジに委ねられた採点はパラスを支持。まさかの結果に京口は茫然。パラスはリング上で喜びを爆発させた。