試合:WBOアジアパシフィック・ウェルター級王者の佐々木が、左肩腱板断裂から復活し10ヶ月ぶりのリングに上がった。拳を交えたのは、元WBOアジアパシフィック・スーパーフェザー級王者のノイナイ。佐々木が保持しているWBO-AP王座と空位のOPBFが懸けられた。初回、サウスポーのノイナイがボディにパンチを集めるが、これはガードの上。佐々木は「効かないよ」と首を横に振るとジリジリとプレスをかけて左フックを強振。ロープに詰めて連打で攻め立てた。2回、佐々木は左フックで顔を弾くがノイナイも左カウンターをヒット。それでも佐々木はお構いなしとばかりとガードを固めて前に出た。3回、ノイナイは左アッパーをコツコツと繰り出すが、佐々木はブロックから「来い来い」と手招き。左フックから左右フックを叩きつけた。4回、佐々木は左ボディから返しの左フックを好打。ボディが効いたノイナイだが下がりながらアッパーを返した。4回終了時の公開採点は40-36×2(佐々木)、39-37×1(ノイナイ)と割れたが佐々木がリード。5回、佐々木は左フックでグラつかせると、ここがチャンスとばかりに一気にラッシュ!右フックで倒すとレフェリーはノーカウントで試合をストップした。佐々木がウェルター級2冠王者に輝いた。