試合:日本Sライト級1位の長瀬が元東洋王者のローレンテを破り、世界への扉を開くのか、注目の一戦となった。序盤は、長瀬の手数が目立つが、ローレンテはしっかりとガード。逆にラスト10秒、必ずラッシュをかけてくる。時折、長瀬の打ち終わりに合わせてくる左ストレートは、重く、破壊力抜群。コーナーへの追い詰め方も流石は元東洋王者。3R以降、長瀬も持ち前のトリッキーなパンチを繰り出し、左フック、右ストレートをヒットさせ、元王者相手に互角の戦いを見せる。8R終わり、長瀬は右手を痛めたのか、9R以降、まったく右を出せず。ほとんど左だけのパンチとなる。ローレンテは打たれても攻めの姿勢は崩さず、最後まで長瀬を追い込んだ。結局、試合は95-96,94-98,94-98の3-0の判定でローレンテが勝利。長瀬の世界への夢を打ち砕いた。